看護師向け

ルート確保で訴訟になることも⁉︎避けるべき部位を知ろう!

ナースちゃん
ナースちゃん
ルート確保の時に「痛い!」と言われると怖い。
真っ直ぐで弾力のある血管だったらどこ刺しても良いよね?

本日はこんな疑問を解決していきたいと思います。

アラサー看護師
アラサー看護師
こんにちは、アラサー看護師です。私は看護師12年目で現在はICUで働いています。ルート確保をする時、特に気をつけていることについてお話ししていきます。

この記事を読むと
・ルート確保する際に根拠を持って血管選択を行うようになる
・必要に応じて抜針ができ、先生に報告するタイミングを逃さなくなる

以上2点が分かるようになると思います。では一緒に勉強していきましょう!

ルート確保で避けるべき場所

採血やルート確保をする時の場所は透析のシャント肢や乳がんの術後、麻痺側は行わないということは授業で習ったと思います。

今回は避けるべき血管の話をしていきたいと思います。

ルート確保をする時に避けるべき血管があるのは知っているでしょうか?

腕にはこのように神経が沢山通っているので、血管を刺すつもりが神経に当たっていた!ということもあり得ます。

ナースちゃん
ナースちゃん
痺れてないですか? 痛くないですか?

と聞きますよね?これ必ず確認が必要です。必ずです。

そして、特に避けるべき血管は、橈骨皮静脈です。手から数cmは神経が浅いため損傷リスクが高いです。

橈骨皮静脈は橈骨神経に沿って走行しており、神経損傷リスクが高いからです。

ちょっと痺れるだけでしょう?と思ったあなた。

痺れの後遺症は辛く、軽減できたとしても根治できないこともあります。

痺れや痛みが続く際は必ず針を抜きましょう。

ルート確保で賠償金1億円⁉︎

針を刺した時やその後の対応を適切に行っていれば裁判になることはありませんが、適切な対応を行わないと医療事故として裁判となります。

そして、採血やルート確保で裁判となった事例は沢山あります。

その一例がこちらです👇

賠償金で1億円以上ってもう怖いですよね。泣

このような賠償金が発生する背景には看護師の対応が適切ではなかった背景が必ずあります。

では、どのようなことに注意する必要があるのかお話ししていきます。

採血・ルート確保時の注意点

神経は目に見えないのでルート確保時に神経に当たることはあり得る話です。

最初に避けるべき血管の話はしましたが、それでも神経損傷してしまうこともあるのです。

針を刺した後に大事なのはその後の対応です。

①針を刺した時に痺れや痛みがないか聞く(針を刺した痛みはすぐに引きます)
②痺れや痛みが続く時は必ず針を抜く
③針を抜いた後も続く時は先生に報告し、必ず記録に残す
④観察の継続と引き継ぎを行う

裁判になった事例のほとんどは、何かしら対応が不足していたことが背景にあります。

神経損傷の可能性をできるだけ低くするためにも血管の選択、その後の対応が大事です。

明日は我が身という気持ちをもって仕事しよう

看護師をしている上で、採血・ルート確保は欠かせない看護技術の1つですよね。

そのため誰にでもこのようなリスクはあるのです

血管選択の知識や神経損傷の知識があるのとないのでは、リスク回避に雲泥の差が生まれます。

患者さんの命を守ることももちろん大事ですが、看護師として自分の身を守ることも大事です。

ぜひ、今まで話た内容を頭に入れて明日からもルート確保頑張っていきましょう!

責任感に押しつぶされそうになりながら働いているあなたを応援しています✨